〇タクシー運転手の踏み間違えなのか、プリウスの回生調整ブレーキの欠陥なのか、詳細な解析を待たなければ分からないが、300mもブレーキが反応せず制止できない欠陥があれば致命的なものになる。
2010年に同じプリウス30系のブレーキのリコールがあったが、『ABS作動時のブレーキの効きの遅れ・弱さ』に対応するもので、プログラム修正が行われたという。ユーザーの不具合報告で走行距離が10?20万キロ以上など長くなると、制動距離が延びるといった問題も指摘されているようだが、事実関係は不明だ。
ブレーキが効きにくい不具合は、どんな車種でも整備不良やパーツの経年劣化で起こり得る問題だが、プリウスなどのハイブリッドカーのブレーキでは『コンピューターによる電子制御』があるので、物理的なパーツやブレーキ液の問題だけでは分からない部分がある。人間の操作も記録されたイベントレコーダーの解析が待たれる。
ブレーキが効かないという状態が、具体的にどんな状態なのか報道はないが、ブレーキペダルに反力(踏み応え)があったかなかったかでも故障の種類は変わる。防犯カメラでブレーキランプの点灯が確認できれば、踏み間違えの有無は判断できると思うが、サイドブレーキを踏むかPボタンを押せばもう少し速度は落ちていたかも。
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