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自分と他人(友人知人)を比較する人と比較しない人はどこが違うのか?

他人との比較に一喜一憂するかは強いか弱いかではなく、『外向性・内向性の違い』と『標準的な生き方の準拠・交友範囲・他者との距離感』が関係する。他人に動じない人は内向的・メタ的で一人でやる事に終わりがない。

自分を他人と比べて落ち込んでしまう・・・どうすれば強い自分を持てるか

他人と比較し優劣を感じてやる気が出たり落ち込んだりという人は、ある意味では外向的な社交性・競争心や世間一般的な適応意欲・感受性が強い人でもあり、必ずしも悪いことではない。大人になっても友人関係のコミュニティを維持し、頻繁に近況を語り合ったりするような人は、ある程度は人との比較も気になりやすい。

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現代の日本でなぜストーカーが増えているのか? 接客・芸能と擬似恋愛の要素と適度な距離感・節度

ストーカー犯罪急増は『コミュニティや結婚が衰退した現代の孤独』や『分不相応な自己愛(縁なき相手への恋愛妄想)』とも関係しているが、金銭目的の犯罪以上に特定の人に執着して諦めない犯罪というのは事前抑止も事後の反省・更生も難しい。

坂上忍、冨田さん刺傷事件に怒り「怖さも感じる」

例えば異常に執拗なストーカーの岩崎友宏被告でも、昭和期の皆婚時代・皆労働者時代なら、30歳近くになって無職で現実離れした無理なアイドルのケツを追っかけず、適当な会社に嫌々でも就職し分相応な相手と結婚させられていたため、ストーカーをしたくても時間・余力がないよう社会システムで行動統御されていた。

儒教の『小人閑居して不善をなす』とも言えるが、自由な時間・境遇を自己実現的に活用できる現代人のライフスタイルに適応しやすい人もいれば、逆に『自由であるが故に自己定位できず現実離れした人・夢にしがみついて思わぬ犯罪に走るタイプ』も出てきてしまう。強い恋愛感情の挫折には元々狂気じみた一面もある。

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小金井ストーカー刺傷事件とアドラー心理学の『課題の分離』による執着・憎悪の回避

思慮し反省できるなら殺人未遂を起こさず、本当にその女性が好きなら断られたら粘着・激高せず身を引く。好きな女性を数十回も刺し傷跡を残した罪業を自省できる人なら、殺せでなく自害も有り得る。

「じゃあ殺せ」被告、被害女性に怒鳴り退廷 小金井刺傷

法廷で衝立があるとはいえ、証言に立った被害女性の勇気は賞賛に値するが『自分の生命を危機に晒した上での必死の訴え』も、『自己愛(自己憐憫)・妄想と執着・所有欲・逆恨み(責任転嫁)などの業を積み重ねすぎた加害者』の耳には届かない。加害者はむしろ自分を被害者のように思って居直っているからこそ怒鳴り暴れる。

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小金井ストーカー刺傷事件:距離感の近いアイドル業・接客業におけるつきまとわれる潜在リスク

人に好印象を与え好かれるのは一般に長所で喜び・自信につながるが、『(モノでなく)自分自身に対する不特定多数の好意・応援』で成り立つアイドル業はどんな人を惹きつけるか分からず怖いな。

28歳男、起訴内容認める=音楽活動の女子学生刺傷―東京地裁支部

ビジュアルを活かしアイドル・モデルなど有名人(芸能人)になりたい人は大勢いるが、『自分の顔・名前を不特定多数に知られ熱狂的に欲望される対象』になることは、客観的には(ファンは選べない為)粘着・妄想のストーカーやサイコパスを寄せるリスクもある。公演の仕事を続ける限り、拒絶・回避の術も限られる。

この凄惨な事件は、『意図的にストーカーになるためにアイドルの追っかけをしているような妄想性・自己愛性・反社会性パーソナリティー障害の疑いが濃い異常な加害者』に目をつけられ、被害者がなまじ性格が良くて初期の段階できっぱり断れず、流れで時計のプレゼントを受け取ってストーカー事件に巻き込まれたケースだった。

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男は『名前をつけて保存』で過去の女を覚えていて、女は『上書き保存』で過去の男を忘れるとはいうけれど…

男は名前をつけて保存し『過去の女』も思い出し、女は上書き保存し『今の男・家庭』しか考えないという傾向は、産む性(庇護される性)である女性の男性との関わりの歴史から進化心理学的な説明はつくが、現代では内心の個人差は大きいかも。

「男は別名保存、女は上書き保存」説は本当なのか?

若い時期の恋愛で別れる時、男性心理では『女は上書き保存=情が薄くて冷たい』となりやすいが、それは若い時期の男女の性的魅力の非対称性だろう。若い女性はどこかしらで男性が寄ってきやすく、別れても次の恋人候補の当てがあったり、プライドを示して自分を苦しめた相手を絶縁・無視しても実質的に困りにくい。

進化心理学的には女性は子供を産んで今の生活に必死に適応しなければならないこと、独占欲の強い男に扶養・庇護を受けてきた歴史が、『上書き保存(一途さを示す有利・自分の人生選択への納得とコミット)』の心理傾向に影響を与えた可能性がある。思春期的な心理・情緒・言葉の恋愛でなく生活・育児の絡むリアリズムである。

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三鷹ストーカー殺人事件で懲役22年の判決、 ストーカー心理と恋愛感情のもつれ

三鷹ストーカー殺人事件は陰湿なリベンジポルノも同時に行われた凶悪事件で、主観的な悪質性は高く応報の見地だと量刑は軽く思われるが、類似の殺人間で大きく量刑を調整すれば逆に裁判の公平性を揺るがす。

<三鷹ストーカー事件>「懲役22年は軽すぎる」両親が心境

裁判員裁判では『量刑分布表』が配られ参考にされるのが問題という両親の気持ちは分かるが、裁判員の『主観的・応報的なその場の思いつきの量刑の重さ』だと裁判員裁判はどんな思想信条の人が裁判員になるか(応報感情が強いか不遇な過去に同情するか)で大きな量刑の差が出てしまう。判例を踏まえた大まかな目安は必要だ。

殺人の量刑が『赤の他人・無差別』より『人間関係・男女関係』があったほうが軽くなりやすいのはおかしいの意見は、状況や立場、関係性で変わってくる話だが、一般論として人間関係のトラブルや過去の怨恨など何もない赤の他人から不意に襲撃され殺されるほうが悪質性が高いというのは、社会秩序維持の観点では合理的だろう。

ストーカー殺人事件は10~30代の女性の恋愛というか男性選択(男性の本当の性格・対象喪失におけるストレス耐性)の難しさを示すものであり、確かに自分がもし女性で池永チャールストーマス被告のような執着心・独占欲が異常に強くて言葉が通じず別れられない何するか分からない相手と知り合ったら厄介だろうなと思う…

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