3人がかりで卑怯なおやじ狩りをする少年が悪いのは当然だが、欧米に強盗窃盗の少年犯罪が多いように、若年失業率が高く将来に希望を見いだせない若者が増えると、この種の強盗犯罪は起こりやすい。
「おやじ狩り」少年3人逮捕=強盗致傷容疑、40歳重傷―警視庁
遊ぶカネが欲しいなら強盗するのではなく働いて稼げは正論だが、強盗までするような非行少年の多くは『学校教育・職業キャリアからの早期離脱による疎外感(対社会の反抗心)』があり、今までに真面目な勉強・労働の効果を実感できたことがない(真面目にやっても見返りがないとの思い込みがある)という影響も大きい。
常識的判断では、強盗をして一時的にたかが数千円~数万円の現金を得ても、『法的制裁を受けたり前科前歴が残る不利益(社会的信用・時間的効用の喪失)』のほうが大きいので、馬鹿げたオヤジ狩りをする動機づけがそもそもない。現時点がマイナスという自己認識がないと犯罪はできないもの。
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ヘッドホンの音漏れは年代問わず遭遇するが、ヘッドホンの機能の問題なのか音の大きさの問題なのか…外で聴く時にそこまで大きくしなくても良いと思うが、『他者・外部環境』を遮断したい気持ちの現れともいう。
電車のマナー違反、注意する?「注意した……7.2%」「注意したい……33.5%」
同じ大音量で聴く人でも、車・バイクにウーハーを搭載し重低音を響かせる人は、『自分の世界に没入し他人に干渉されたくないヘッドホン派』とは違い、『自分の世界の魅力を他人にも承認して欲しい欲求』が絡み、人にイケてると思う楽曲を聴かせようとするが、皆の趣味や気分がそれに合うとは限らないという想像力が欠如。
電車内のマナー違反にしても『自分の行動・発言が一般的に他者にどのように受け取られるかの想像力』があればしなくて済むものだが、公共空間で『自分だけの世界に閉じこもりたい防御』『自分をもっと見て欲しい自己顕示』『自分たちが楽しければそれでいい無関心と騒動』のどれが過剰になってもマナー違反に近づく。
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ニュース映像にあった現場の大量の血溜まりから犯行の悲惨さが伺われるが、カネ目当ての『強盗殺人』というよりは、精神状態の異常な興奮や攻撃性に基づく『無差別殺傷』に近いような印象を受ける。
31歳会社員の生命が失われる被害があったが、人通りの少ない深夜の住宅街の道路でなければ、より被害者数が拡大していた恐れもある。最初に声を掛けられた自転車の20代男性は、即座に逃げるという咄嗟の判断によって助かった(切りつけられて軽傷を負ってはいる)というが、その後の殺害状況から明確かつ強力な殺意の存在がうかがわれることから、加害者に言われるままについていけば不意の一撃で命を落としていた恐れもある。
加害者がいまだに捕まらず逃走を続けていることは、周辺住民にとっては非常な不安・脅威でもあるが、『公開されている外見・服装の特徴(サングラス・ニット帽・マスク・黒のダウン)』は、少しでも時間が経てば、全く犯人追跡の役には立たないものばかりである。
コンビニの防犯カメラに犯人の姿が映っていたとされるが、サングラスとマスクをしたままだと顔は分からない。それ以外の防犯カメラとの照合で逃走経路をつないでいったり、盗んだ車を乗り捨てた後の目撃証言がでるか、容疑者の周辺からの情報提供がないと逮捕まで漕ぎ着きにくいと思うが、新たな通り魔事件を犯す前の時点での検挙が至上命題ではある。
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