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日本の少子化進行、100年後に7割も人口減少か、 スイスの登山家ウーリー・ステックがエベレストで死亡

○戦後70年でも日本の社会・技術・文化・価値観は想像を遥かに超えて激変したのに、100年後の人口など正確に予測できない。農業・工業など労働集約産業の自動化が少子化の背景にある。

少子化進行の日本 子どもの数どうなる?100年後は3分の1まで減少するおそれ

農業・工業・土木建築などの労働集約産業が『学歴不問で健康・素直な人材』を大量に雇用して十分な収入も出せる経済構造なら、子供を増やせば増やすほど経済成長して親世代の暮らしが楽になるという多産のモチベーションが働いたが、今は経済構造・親の子育ての意識・子供の学歴や労働適性(進路希望)がかなり変わった。

今より遥かに科学技術・自動化(ロボット・AI)が進歩するであろう100年後の未来は自動生産システムによって、『特別な能力・魅力・適性・気力を持たない個人』が仕事・収入・役割・承認を得る事が難しくなる恐れもある。自動化システムでBIが導入されても、何ができるかの自己の存在意義や承認欲求の問題は残る。

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愛媛県今治市の母子殺傷事件で任意聴取された女性が自殺:靴や現場の血痕にDNAの証拠が見つかる

自殺女性のDNAが靴・現場の血痕と一致して治りかけの傷があった、犯行時刻前後に防犯カメラに映っていた等から犯人の可能性は高いが、逮捕拘留しても拘置所で自殺も有り得たような即時の自殺だった…。

自殺女性の靴に血痕、被害女性DNA検出 今治母子殺傷

ストーカー殺人や怨恨殺人が典型的だが、本気で特定の誰かを逮捕・死刑も覚悟で殺そうとする人を止めることができないように、本気で逃避的な自殺をしようとする意思が強くてすぐに行動に移せる人を、確実に止めることはほぼ不可能である。少し前に福岡の拘置所でも、自分で地面や壁に頭を叩きつけ続けて自殺した人がいた。

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『見た目問題』の苦悩を緩和する自分なりの世界観・人間観の形成:他者の評価に振り回されすぎずに。

現代は見た目で露骨な差別・排除をしない倫理観を多くが持ち心ない言葉をぶつける人は少ないが、見た目問題は他者との距離にこだわれば深刻化する。

「見た目問題」息子も当事者…記者として、親として「心ない言葉」への葛藤 それでも「まず知ってもらう」

容貌が大きく変わってしまう先天性・遺伝性の疾患・奇形(本人ではどうしようもない見た目の特徴)について知ってもらい、差別や偏見を無くしていく啓蒙はできるし進めるべきだが、『他者が自分とどのような距離や関係を選択するか』にこだわれば、見た目に大きな変形がない人もある種のコンプレックスを形成しやすい。

結局、他者がどう反応し評価するかにこだわれば、見た目問題の深刻さの程度によっても変わるが、『見た目・美のヒエラルキーの複合感情』に絡め取られる危険性が誰にでも(よほど見た目に自信がある人は別だが)ある。『見た目で差別・侮辱しない』は可能な目標だが、『見た目・私生活で人の好き嫌いがない』は至難だ。

見た目とか容貌とかいうのは骨・皮・凹凸が織り成す『表層的な知覚印象』に過ぎないのだが、人間は本能的に『顔認知(顔の個人識別)』を特別に重視して早くに発達させることが乳幼児期の心理実験からも明らかで、顔(見た目)などどうでもいいという倫理はあっても、本音での分別・欲求・関心がゼロにまではなりにくい。

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なぜ現代日本では子供の人口が減るのか?:他者との比較競争とコミュニティを失った個人の自己責任化・孤立化

近代化による『経済成熟・自由主義・個人主義・市場原理(資本主義)・男女平等』の進展は、個人の幸福追求と他者との比較競争を煽ることによって、動物的な生存・生殖の本能やコミュニティの互助・平等の意識を衰退させ、半ば必然的に高度経済成長期後の少子化トレンドと階層社会の固定化を生み出す。

昭和中期までの人口が増加を続けていた時代というのは、個人やその人生が長期に所属する『家族親族・地域・会社(役所)・社会・国家』の共同体(コミュニティ)にすっぽりと埋め込まれていた時代である。

その時代、人生は『自由意思や自己責任』で個人がそれぞれに選択するものというよりは、『同調圧力・社会規範(所属階層の常識)』によって就職・結婚・出産など『社会や世間でやるべきとされていることをやっていくプロセス(やるべきことをやらない人への偏見・差別が強く大半は道を外れられないし周囲に干渉される)』に近かった。

結婚のかなりの部分は『適齢期・世間体・家格』の関係したお見合いであり、出産は概ね女性の義務に近いもの(女性が一人で自立して結婚も出産もせず生きることは現実的にも差別の圧力的にもほぼ不可能で、生活を庇護してくれる旦那を見つけられるかが生きるか死ぬかに近い問題)だった。

一方、男性はハードな仕事や戦争で死ぬことも少なくない『労働力・兵隊』として社会システムを維持する部品に近く、女性だけが苦労や我慢を強いられていたわけではない。高度経済成長期の会社の働かせ方は、現代のブラック企業を凌駕するものである、炭鉱・港湾・工場・土木建築のハードな肉体労働では頻繁に労災が起こり事故で死人が出たり深刻な身体障害を負うことは珍しくなかった。

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日本の景気はマクロでは回復局面にあるというけれど:JRの高級列車の旅、レクサスの車など一部の高級品は売れている

安倍政権で日本の景気は長期回復局面になったと言われるが、『大企業・官庁・株価』と利害が薄い過半の国民には実感が乏しい。一方ブランド価値のある高額商品・サービスは売上が好調、JR九州のななつ星、JR東日本で始まる四季島といった数十万円以上する豪華列車の旅は異常な人気で数ヶ月以上は予約が埋まっている。

一部の人気ある高額商品が売れる格差社会的現象は、自動車市場でも顕著で、一般顧客に売れるのは『軽自動車・コンパクトカー・ハイブリッド』だけで『半端な価格帯の高級車・セダン』は殆ど売れない。一方トヨタのレクサスは国内・海外共に売上が右肩上がりを続け、モデルチェンジがあると半年以上納車待ちになっている。

レクサスのLC500だけでなく、日産・NISMOのGTR、ホンダのNSXなどは、実用性がなく趣味性が強い1000万超のスポーツカーだが、国内海外共に予約が殺到している。日本のジニ係数も高まってきたが、世界的に富の偏在と社会不安の相関が政治的(右傾化)・軍事的(紛争)な現象として目立ちやすくなっている。

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2005年からの12年で自殺者数は減少したが、その要因はどこにあるのか?:景気回復・中流意識の崩れ・自殺定義など

2005年からの自殺減少要因は『統計的な自殺定義』『中流社会崩壊の慣れ・格差受容』『少子高齢化の進展』『一部の景気回復』が考えられるが、不審死・行方不明含む実質的な自殺の問題は依然深刻だろう。

自殺者、10年間で3割以上減らす目標 厚労省

自殺の心理は『耐えがたい主観的な苦痛と絶望の持続』と『社会的な孤立・対人的な孤独や排除(いじめ)・経済的な困窮・思想的な意味欠如・身体的な病気』が合わさることで危険な水域になってくるが、前者の苦痛・絶望は、後者の原因となる出来事をなくしたり支援して緩和することによって和らぐ可能性がある。

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