「現代社会」タグアーカイブ

フクロウカフェに対する動物愛護精神からの内部告発と現代で高まる動物への共感性・倫理観

倫理観が高度化しネットで内部告発が拡散する現代は、動物使用のビジネスはペットショップや動物園でも一定のリスクがある。動物を『愛護・野生・絶滅危惧』と『食用・家畜・使役』に分類するのも人間側の倫理だが。

劣悪な環境で次々死んでいくフクロウ…フクロウカフェの元スタッフが内部告発

そもそも論では動物界には倫理(共感・生命尊重による手加減)はなく、動物同士の捕食や縄張り争い、遊び(弱い動物の虐待)の有形力行使は『弱肉強食・食物連鎖の自然の摂理』でしかない。動物の権利は自然の淘汰圧を抑え生態系の頂点に立った余力ある人間の『倫理的な自己尊厳・自然管理主義』の発露でもあるだろう。

『種の保存』も利己的遺伝子の個体保存で、『種』というグループ全体で意志的なDNA保存の行動があるわけではない。動物は生命維持や自己複製するがそれは意識的な判断や選択ではなく、存在の持続が『善・正』とする価値観すら人間的な感情と観察に依拠する。自然は生存・生殖の成否の結果をただ静かに積み重ねる。

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最高裁がGoogleの検索結果から前科の個人情報を削除してほしいとの訴えを棄却。プライバシー保護以上に公共の利害に関係すると判断。

最高裁が『名前(+居住地)』で検索すると『前科・逮捕歴』が表示されるのはプライバシー侵害だとしてGoogleの検索結果から削除を求めた原告の訴えを棄却した。EU圏の『忘れられる権利』には言及せず『逮捕歴は公共の利害に関係する』とし『プライバシー保護が優越する特別な理由』がなければ削除できないとした。

GoogleやYahoo!で名前で検索した場合に前科(犯罪の逮捕歴)の報道や批評が表示されると、本人のプライバシーが侵害されたり社会復帰・平穏な日常生活が妨げられるとして削除を求める訴訟は相次いでいるが、最高裁が見解を示したのは初めてだ。単純なプライバシー保護では原則、検索結果は削除できないとした。

最高裁はネット上の名前や居住地による『本人にとってプライバシー侵害や信用喪失など不都合の多い検索結果』を削除できる判断基準について、『情報の内容・犯罪被害の程度・社会的地位(公人性)』などを考慮すべきとした。原告が削除を求めた罪状は児童買春で、殺人・強盗・強姦など重犯罪の前科はまず削除は認められない。

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おひとり様の行動圏の拡大:一人でどこにでも行けるが、少しは承認されたい欲求

本気で行こうとすれば誰でも一人で行ける所ばかりだが、『一人でどこまで行けるかどうか?』より『一人でそこに行って楽しめるか?』や『現在の状況や関係に悩んでいないか?』の方が重要だろう。

焼肉、カラオケ、遊園地……「お一人様」どこまでいけますか?

一人でどこにでも行ける人、一人でどこに行っても楽しめる人は、確かに精神的自立度が高く、自分の世界や指針を持つ人である可能性が高い。だが一人で行けないというか行きたくない人(一人なら極力出かけない人)も、精神的自立や行動力は低いかもしれないが『集団協調・社会適応・もてなし』に優れている事もあるだろう。

一人行動の最大の魅力は『自由・気楽(他者の反応や都合に振り回されない)』なことであり、決まった同行者がいないことで『現地でのふれあい』もしやすい。一人が好きな人の中には『他人に対する興味・情の薄さ』がある事も多いが、逆に他人と一緒の共同・共感を求めているのに無理に一人で行くと、行けても楽しみづらい。

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今上天皇の退位(譲位)問題:明治維新以降のメディアに見られる近現代の終身天皇制の過酷さ

君主の原点は支配者だが近代の立憲君主は常に模範的・倫理的である事を強いられる、天皇は『崇高かつ完全な人格・考え』を国民に想定されるために自らの意思(真意)を明確には語れず補足説明もできない。

<退位>学友ら、一代限りに懸念 「陛下の真意置き去り」

歴代天皇には、伝説的暴君として権力を悪事に濫用した武烈帝・雄略帝、粗暴で殺人歴もある陽成帝等もいるが、近現代以降の立憲君主たる天皇は形式的にも教育的にも『暴君(倫理的・人格的に問題ある君主)』は存在を許されない。国民統合・模範人格の象徴としてメディアもある現代で天皇の役割を終身こなす苛烈さが増した。

英国王室や皇室の継承権のない皇族では、マスメディアの監視網の中で模範的な人格や倫理的な生き方に『ほころび』を見せた人も出ているが、明治天皇以降の天皇と皇太子は、過去の天皇にはないほど『瑕疵のない模範性・倫理性』を体現する努力を続け、国民も暗黙の了解で理想の名君・ぶれない人格者を求めている。

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人体の冷凍保存に1000万以上のお金をかける人たち:不老不死の夢は方法や目的を変えて続くのか

実際に脳機能(自意識)を維持して蘇生できる可能性の低い人体冷凍保存(クライオニクス)に1000万以上のお金を支払う人もいる事を考えると、『不老不死の夢』は科学技術依存の形で古代王のミイラ・巨大陵墓から続いているのだろう。

頭部940万円、全身1760万円 人体冷凍保存で未来蘇生目指す

人間は死ぬからこそ価値があるのだというのは、『変更不可能な現実』から運命として帰納され納得されたものだから(どっちにしても最後は死ぬ以外の選択がなく選べる立場にない)、『技術的に不老不死(健康な超長寿)が可能な新たな現実』が生まれれば、人間は終わりがあるから尊いという『現時点における標準倫理』が急変する事は有り得る。

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『うたプリ』ファンの“年齢拒否”ツイートから、現代のエイジハラスメント(若さ至上主義)やビジュアル重視(見た目の文化)について考える

『エイジハラスメント・ビジュアル主義・仮想現実・ピーターパン症候群(永遠の少年少女)』は現代の現実・心理・サブカルを貫く感受性だがアニメファンの世界で年齢差別しなくてもいいような……。

「30歳以上は痛い・40歳以上は気持ち悪い」とある『うたプリ』ファンの“年齢拒否”ツイートに騒然

現代社会は約20年でネットの普及や標準的なライフデザイン(何歳なら?すべきの適齢期)・同調圧力の崩れで様変わりした。その現れの一つが『年齢相応の趣味・態度・生き方の拡散と多様化』で、『一部のオタク・マニア・子供っぽさ』で切り捨てられないほど、アニメ・芸能・漫画で実年齢を問わないのめり込みが増えた。

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