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政府が法人税減税に代わる『パチンコ税・携帯電話税』などを検討

政府は大企業の優遇税制を成長戦略と捉えるが、その成長戦略の効果測定を定期的に行い、『個人・世帯の増税に見合う税収・雇用・給与の増加』がないのであれば戦略の見直しも考慮すべきだろう。

パチンコに課税? すでに負担している携帯にも? 法人減税に代わる財源案続々

携帯電話は誰もが持っている通信インフラへの課税で、取りやすい所から効率的に取れる税の典型(多少増税してもやめる人がいない)ではあるが、二重三重の重複課税となる。パチンコは道徳的に好ましくない賭博のイメージがあるため、タバコにも似た『懲罰的課税』の感じがでてくる。

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復興増税で今年から10年間、住民税が年間1000円増税:議員・官僚・公務員も自腹を切る行革を。

確定申告者にとって住民税は実質的な負担感が最も大きな直接税で、4回分割でも納税額は大きくなりがち。復興財源名目の増税は反対もしづらいが企業減税と個人・世帯増税の対照性は際立っている。

住民税、年1000円増 6月から10年間、復興財源に

企業の復興増税は前倒しの2年だけで打ち切っているのに、個人の住民税増税は10年も継続される不公平感もあるが、復興増税の最大の問題点は『徴収した税金』を被災地復興の実務に使い切るだけの計画立案と労働力の供給、人材のオペレーションができていない事だ。復興名目の税金が余っても翌年に繰り越せない。

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甘利明経財相が法人税率を35.64%から20%に引き下げることを示唆。経済成長戦略と国民生活の行く末。

ネオリベラリズムは大企業・資本流入を優先して労働者をコストとして軽視するが、企業が幾ら利益を上げ内部留保を蓄積しても、企業の社会貢献・利益還流が『低率の法人税』しかなければ、一般労働者の雇用条件や生活は改善しない。

法人税20%台に=甘利経財相

日本の税制の歴史的推移や直間比率の変化を見ると、税収不足の原因の一つは『所得税・法人税などの直接税』を段階的に減税し、『庶民に幅広くかける間接税・物品税』に置き換えてきたからである。

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消費税増税による『額面の変化・セールの売り文句規制(消費税還元の表示禁止)』と実際の負担感

消費税が5%から8%に増税されることによって、商品やサービスの消費はある程度落ち込むと予測されているが、『住宅・自動車・ブランド品・貴金属』などの高額商品は特に駆け込み需要の後の落ち込みが心配される。

絶対に買わなければならない食品・雑貨・衣料品などの生活必需品については、消費の落ち込みは限定的かもしれないが、缶ジュースが100円から120円に値上げされたのが今では当たり前になっているように、『税込価格のベースライン』が抵抗を受けながらも引き上げられて定着していくという流れが生まれるだろう。

アイスなども昔は50円商品が沢山あったが、消費税導入後にいつの間にか100円商品がベースラインになってしまったし、10円だったチロルチョコも20円となり10円で購入できる駄菓子類は殆ど無くなってしまった。車の新車価格にしても15年くらい前までは、トヨタの最高級車のセルシオでも500~700万円くらいだったが、現在のレクサスブランドのLSでは1000万円前後の価格設定になっており、輸入車も含めいつの間にか高級車全体の平均価格は上昇傾向にある。

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