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飲食店の『食べ残し問題』とモノの供給を維持するための経済原理、 『聖闘士星矢』が映画で実写化

○小売・飲食は求められる商品を品切れで供給できない『機会ロス・顧客喪失リスク』があるので、高級店以外はどうしても多めに仕入れてロスを出す。大人数の食事は『全員で食べる量の予測』を誤りやすい。

宴会では7皿に1皿が食べ残し 農林水産省が飲食店等での「食べ残し」について注意喚起

ラーメン・丼もの・カレーなど単品注文の店は『一人一品(一人一セット)』で食べ残しはでにくいが、居酒屋・料理屋のような小皿(アラカルト)を複数頼むような形式は『まとめて多めに頼む』と残しやすい。人は空腹時には実際より食べられる気分になるが、お酒も飲むと余計に『思っているより腹に入らないもの』でもある。

食品ロスを削減する業者・個人の努力は必要だが、『食品ロス(売れ残り・食べ残し)がでない食糧の需給一致の状態』は、何らかの要因で少しでも供給能力が落ちれば『食べたくても品切れで買えない人・食べる量が足りない人』が出てくる余裕のない社会でもある。需給一致で余り物をなくす計画経済的な手法は飢餓を招きやすい。

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中国でカシオのGショックが人気・カシオの時計についての感想、 クレジットカードでの現金購入を政府が禁止の方針

○カシオの時計も色々なブランドやグレイド・価格帯があるが、G-SHOCKは一万円前後の普及品でも十分な耐久性があり、チタンバンドでフォーマルな感じのモデルもある。登山・アウトドアに特化した多機能なカシオの『プロトレック』も長持ちする。

G―SHOCK、過去最高850万個出荷 中国でヒット

アナログ電波時計のオシアナスなどの価格の高い時計もあるが、最近出たアウトドア用のプロトレックのスマートウォッチなども各種機能・地図・画面表示が面白い。ただスマートウォッチは『カラー液晶表示』が最大の売りであるにも関わらず、常時カラー液晶にしてると1日もバッテリーが持たないのが弱点だろう。

上品な(小さめな)アナログ時計が好き、フォーマルでシンプルな時計が良いなどのニーズには応えられないが、日常用途の頑丈な時計でコストパフォーマンスで選ぶならG-SHOCK以上の商品はあまりない。黒・シルバーで無骨さを抑えたアナログ時計もあるので、スーツ系の服装にも合わないわけではない。

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トイレットペーパーはシングル派ですかダブル派ですか?:価格で品質はかなり違うけれど。

○トイレットペーパーは価格と質が分かりやすく相関するが、格安ホテル・量販店のトイレなどに備え付けられている『極薄・粗い繊維のシングル』は実用性に乏しいというか普通に引き出しても切れ、使い心地も悪い…

トイレットペーパーはシングル派? ダブル派? 関東と関西で意見が分かれたよ~っ

ネピアやスコッティなど大手メーカーのダブルのトイレットペーパーはやはり『柔らかさ・破れにくさ・適度な香りなどの質感』が良い、迷いつつもそちらを買ってしまう。紙やすりのような粗さ・摩擦力を持つ格安ペーパーも節約にはなるが、強い力で使用することを想定してない質感で肌・粘膜が弱い人は痛めかねない。

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中古38万円のセルシオと新車の軽自動車はどちらがお得?、 高齢者のブレーキの踏み間違え事故をMT車で防げるか?

○中古38万円のセルシオの下取り査定額が、3年後に18万円ない可能性が高そう。軽でも人気のあるNボックス等なら3年後の下取りは55万よりかなり高いはずである。

中古38万円の高級車セルシオ vs 新車の軽自動車、どっちが得か考察

日本人は一般に新車でなくても『年式・モデルが新しい車』が好きな傾向は顕著、性能・デザインが古くない一つ前のプリウスでさえ、現行プリウスが出た途端に中古価格が十万円以上すぐにダウンした。『年式が古すぎる大型高級車』は人気がないがお得な事はある。セルシオクラスは大半の人にとって取り回しがしづらいわけで。

大型セダンが好きな人しか旧型セルシオや旧型シーマの需要はないが、15年以上の型落ちになると幾ら最高級セダンでも塗装面・プラスチックが劣化したりして、乗り心地の良さと合わせ高級セダンを買いたい動機づけである『全体の高級感』が失われ売れない。BMWなども経年劣化に対する塗装技術はいまいちで古くなると塗装の光沢が褪せる。

セルシオの15年以上前の中古の不安は、故障時に内部部品の在庫があるか安く取り寄せれるかということ、高級車は古くても修理費・車検が高い(18インチ以上のタイヤならタイヤだけで10万近い)ことがある。車検切れの20年以上落ちまでいくとセルシオもさすがに査定はゼロだろう。

新車で軽自動車を買いたいと思う人は、基本的に『車のグレイド・エンジン性能・乗り心地』よりも『車の新しさ・綺麗さ・維持費』を気にする人だろうから、新車の軽と古いセルシオは比較対象にならない。古いセルシオを買うなら、3~5年落ちの見た目がまだ新車に近い軽やアクアなどに流れるはずで。

15年以上落ちなら、新車ではまず買えない高級車(高級セダン・スポーツカー)を数十万円で買うことは可能で、確かにエンジン性能は軽自動車・コンパクトよりも良い(高速では特に差を感じられる)とは思うが、『予期せぬ経年劣化による不具合』がいつ起きるかは分からない。好きな車種で数年で乗り潰す気なら良いけれど。

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労働時間の長さを耐えづらく感じ始めた現代人と“余暇・趣味・娯楽”の比率を高めたい精神的貴族主義(自由の拡大願望)

消費社会に育つ現代人は『精神的貴族主義』になりやすく雇用労働の拘束に悩むが、現代の物質文明・生活水準は当面は膨大な労働時間がないと維持できない。

「1日5時間労働が理想」「人生スッカスカだ」に賛同相次ぐ 「まずは1日8時間の徹底が先」という意見も

企業に雇われて働く正規雇用の労働は、法律で強制的・一律的に労働時間を短縮しない限りは短くならないが、それを突き詰めれば営利企業・市場競争のない社会主義(ノルマ・計画経済の全員が公務員的な俸給制)に近くなっていく。資本主義では労働時間短縮は生産量減少・競争劣位で、他社にシェアと収入源を奪われやすい。

1日5時間とか3時間とかの労働は、個人事業の生産効率の上昇によって達成できる可能性はあるが、小売の会社やメーカーの工場で考えれば無理なことが分かる。5時間しか開店してないスーパーやコンビニは競争に敗れて廃業。3時間労働・8交代制の工場がまともに利益の出る経営はできない。

時給制で良いなら、3~5時間のアルバイト的な働き方はできるが、20~30万以上のまとまった月収にはまず至らない。個人事業か知識労働なら短時間で20~30万以上稼げる可能性はある。高級な寿司・フレンチでも、週に3日・夜だけしか営業してないような店もあるが、客単価2万程度に設定、確実に10人入るなら1日20万超の売上だ。

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『ふるさと納税』は返礼品を廃止すると寄付が集まらない、 資生堂パーラー銀座本店のフルーツサンドウィッチは豪華だ。

○ふるさと納税自体が年収400万以上の中流層の『実質的な減税策(返礼品も貰える減税策)』として機能しているものであり、『お世話になった市町村に感謝・寄付の納税をする趣旨』は軽視されている。

ふるさと納税返礼品、やめたら寄付ゼロ「でも良かった」

現実問題として『選択的納税が民主主義の参加ケンという建前・正論』は機能しておらず、所沢市への寄付はゼロになったわけである。『返礼品のないふるさと納税』をわざわざ面倒くさい事務手続きまでして納税先を変えたい人などは極めて限られている。そもそも特定の自治体に強い愛着・郷愁がある人が都市部では少ない。

ふるさと納税は返礼品があってもなお、かなりの人が『節税目的』もあって事務手続きをしているわけで、『メリットのない善意・感謝・寄付だけに動機づけられるふるさと納税』がまともに機能しないからこそ返礼品を準備するものに変えたわけである。全自治体に返礼品を提供することを禁止すれば、制度は有名無実化する。

生まれ育った自治体に特別な思い入れがある人を除けば『どこの市町村に寄付するかの区別の条件』がイコール返礼品(特産品)になりやすい。全国の市町村一覧を見ても、どの市町村に寄付したいか選別基準はない。しかし地場産業・地域特産品のPRになるふるさと納税やその人気ランキングは一定の広報・活性化の効果がある。

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