生命の進化史や恒星の寿命から人類滅亡はいつか起こるが、人の知性は地震・竜巻どころか経済・金融さえ長期予測はできない。『種の寿命』より『個の命』は短く脆い、人類の運命も地球史も誰も確認できないという冷厳な現実がそこにある。
「人類滅亡」は実際に起こる?1割以上が「人類は滅ぶ」
超長期的なスパンで人類や自然や地球の行く末や来し方を、知的な現代人は様々な資料・理論を元にシミュレーションし想像する。地球史は約46億年、人類史は約400万年とか『神の目線・無限の時間軸』で見てきたかのように語れる。だが文字文化で証される知性の歴史は精々3000年…石器時代の人の意識も闇の中なのだ。
続きを読む 人類滅亡の可能性と宇宙・地球の真理に対する人の想像力:本当のところは知りようもない →
バーチャルリアリティ(VR)がアダルトに応用される展示会に応募者殺到で入場制限というニュースは苦笑を誘うが、脳に『現実感覚』を錯誤させる仮想現実の技術が究極的に進化した先で、『ネット(ゲーム)依存症・ドラッグ』を超える『リアルからの退却(ストレスフルなリアル滞在時間の減少)』が社会問題になりそうだ。
VRが究極に進歩した未来を描いた映画『マトリックス』では、エージェントが『こちらに留まれば思い通りの仕事も豪華な食事も最高の女(男)も思いのままなのに、お前は貧しくみすぼらしいあちらに戻って何がやりたいんだ』と誘惑しスキンヘッドが裏切る。薬物・不倫・心中もあちらの誘惑に屈しやすい退却的世相の反映か。
『こちらとあちら』という二項対立概念は非常にメタフォリカルで誘惑的なものであり、リアルとバーチャルといっても良いし、物理世界と精神世界でもあり、仏教の此岸(この世)と彼岸(あの世)に遡ることもできる。世俗と神聖(宗教・神)さえ、太古から人間が頭の中で思い描いてきたアナログなVRによる心の救済だった。
続きを読む バーチャルリアリティ(VR)の進歩は『現代人の孤独・無力・宗教の喪失』を救うのか? →
カール・ポパーにトマス・クーン、ポール・ファイヤアーベント、科学哲学で正統科学と疑似科学の差異を考えた時期もあるが、科学的根拠を無視して高額でなければ流行・話題狙いで買う事もあり、時に悪徳業者に利益を与えている恐れもあるな(汗)
女性で高学歴者ほど「水素水やマイナスイオン」にハマりやすい!?
一つ注意すべきは、重篤な病気に対する治療法として『疑似科学・民間療法・宗教をベースとした非科学的な方法・食品』を選ぶのはやめたほうが良い。現代医学で治療できない場合、本人・家族が納得するため『代替療法』にすがる心理は否定できないが、弱みにつけこみ効果のない高額品を売る悪徳商法に騙されないようにしなければならない!
続きを読む 人はなぜ水素水やマイナスイオン関連といった疑似科学に基づく商品を買ってしまうのだろう… →
約3億光年の到達不能な距離にある神秘、新星を阻害するガス=宇宙ジェットの機構も不明だ。重力崩壊する超巨大恒星の重力がブラックホールを生むが、質量・エネルギーが時空を終わらせる謎は壮大過ぎる。
<ブラックホール>星づくりの邪魔 ガスの「風」で高温に (毎日新聞 – 05月26日 05:01)
自転・公転する地球と太陽のような相対的な位置づけによる時間定義のない宇宙では、時間の意味も曖昧だ。宇宙に始まりと終わりがある説もあれば、無数の宇宙が泡のように並存し続ける説、膨張・収縮で永遠循環する説もある。ブラックホールは永遠に質量が増大するというが、ホーキングは対消滅で蒸発する可能性を示した。
続きを読む ブラックホールが高温ガスで星の形成を阻害する:壮大な宇宙の謎 →
弁護士の戦術は理研による小保方晴子氏の懲戒処分を回避するためのものであり、STAP細胞の作製・実在を巡る科学的議論からは逸れているが、虚偽であることを知りながらや騙す意図を持っての前提がある。
<STAP論文>捏造定義で理研が回答「結論出すときに」
『捏造』や『改竄』があるのか無いのかは、小保方氏の科学者としての職業倫理・人格評価に関わるクリティカルな問題である。なので、懲戒処分を受けるにしてもその後の科学者としての居場所・キャリアを確保できるかどうかということに関わる、本人にとっては重要な問題と言わざるを得ない。
事実ではないことを事実であると見せかける操作・策略をすることが『捏造』、客観的なデータや数字、証拠を自分に都合の良いように書き換えることが『改竄』だが、仮に科学者としての研究・実験を行っている最中に意図的な捏造・改竄を行ったという事なら、科学者としての人格的・倫理的な資質の致命的欠如の指摘になる。
続きを読む STAP細胞論文問題における『捏造・改竄の定義』を理研に要求した弁護団と研究者倫理のあり方 →
理系の研究論文に添付される『写真・画像の真実性(直接の証拠能力)』は殆ど検証されてこなかったわけで、小保方晴子氏のSTAP細胞の話題性の大きさから『アカデミズム内部の暗黙の了解』が崩れてきている。
<STAP論文>理研調査委にまた疑義 研究者3人
調査委員の研究者だけに限らず、『論文内に添付された写真・画像』は基本的に参考資料の位置づけで、極論すれば実際の成果や現象に近いイメージとしてアカデミズムでは了解されていた為、使い回しは問題視されにくかった。小保方論文以降は『厳密な直接・即時の証拠能力(現物そのものの写真)』が画像に問われているが。
続きを読む 小保方晴子氏のSTAP細胞問題とその他の研究者にも波及する『論文の添付画像の使い回し』の疑惑 →
政治経済・社会・思想の少し固めの考察から、日常の気楽な話題まで!mixiの日記・つぶやきのログも兼ねてます。