「芸能」タグアーカイブ

シモーヌ・ヴェイユの美学について雑感、 安室奈美恵の40歳引退について考える

○シモーヌ・ヴェイユは神・真理につながる美(美への服従)として『美しいものに対する支配・所有』でない『美しいものへの憧れによる自己否定(無力・醜さ自覚)』を説いた。俗な男女の美学に転換すると多義的なアイロニーの面白さもある。屈服するほどの対象の美の知覚ができるのは、自分に華ある若者より中高年かも。

美はただ一つの究極的なものであって、人間の果たすあらゆる努力の中に存在すると説明されるようなシモーヌ・ヴェイユの美とは享楽的な異性愛の美とかではなく、神の全知全能の顕現としての美を無条件で礼賛するようなものである。世界で唯一、手段ではなく目的としてあるものが美とするヴェイユの感性は面白い。

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ゴミから女性遺体が発見されたゴミマンションの事件、 20代に戻れたらやりたいことか

ゴミ屋敷は溜め込み障害という強迫性の精神疾患で作られる事も多いが、遺体の処理に困り ゴミの山・悪臭に紛れ込ませるため意図的にゴミを溜めるケースもある。

【衝撃事件の核心】異臭漂う〝ごみマンション〟から女性遺体 65歳姉ら逮捕…謎に包まれる生活実態(http://mixi.at/aeRMVdD)

複数のマンション物件を持ち、パート収入や障害者年金も入っていたとすると、入院費・葬式費に困って遺体をやむなく放置したという事件ではないのかもしれない。遺体の腐乱が激しすぎて、今から65歳姉の妹の死への関与を科学的に検証することは困難だろうが、救急要請できなかった犯罪を含む何らかの理由があったのか。

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真矢ミキが高卒認定試験に合格:年齢を重ねても残る学歴へのこだわりと学歴の意義

50~60代以上なら中卒率も高く学歴不問で製造業を中心に終身雇用を得られ叩き上げで出世もできた時代である。真矢ミキに限らず昔の芸能人は学歴より現場の実力だが昭和の学歴イメージは育ちのよさや後から取り直しにくいであった。

真矢ミキ、高卒認定試験に合格し涙!「人生の穴を埋めたかった」

学歴の実利性は『良い条件で雇われること・大企業内部の出世の壁(能力と実積で越えられない擬似身分)』にあり、基本的にはサラリーマンにならなくても人並み以上に稼げる真矢ミキのような人であれば必要ない。だが芸能人や経営者として成功した人で、後で実用の必要はなくても高卒・大卒資格を得たいと思う人は多い。

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斉藤由貴の不倫と結婚制度が形骸化する富裕な著名人、 Youtuberヒカルの無期限活動休止とウェブビジネス

○貴族と都市の文化では近世ヨーロッパでも『結婚制度』は事実上破綻していて、夫人は『婚姻・身分保証』と『恋愛・情熱』を使い分けていたが、斉藤由貴さんと医師の不倫も現代版の貴族的なライフスタイルに近い。

50代医師、斉藤由貴との不倫を初めて認めた!一線越えた理由は「言語で語れない」

一夫一婦制の結婚を厳密に本心から成り立たせる、配偶者を異性として心の底から恋慕して陶酔するということは極めて困難か不可能なことではある…特にお金と美貌、行動の自由を持つ人たちにとっては。だが一般庶民の多くには、『現実の縛りと情熱の迸り』を切り分けて思うまま楽しむリソースと精神性など持つ余裕はない。

50代医師で医師としてのキャリアと財政基盤を持つ男が、若い頃に大ファンであり今も同世代では破格の美貌・色香を持つ斉藤由貴との距離が縮まるような出会いがあったら、大半の男はそんな境遇やリソースを持ちようがないから『絶対に間違いを犯さない』というが、実際にその立場なら手を出すリスクは相当高いだろう。

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ドラマ「ごめん、愛してる」の律(長瀬智也)の髪型から話題を広げてみる:今風イケメンの雰囲気の女性化

長瀬智也の髪型に対する否定的意見があったが年代的に難しい髪型かも。アラフォー世代だと前髪を下ろす帽子ライクな男のボブは違和感があるが、坂口健太郎とか今の若い世代に人気の髪型、世代間ギャップですな。

「ごめん、愛してる」律(長瀬智也)の結末に反響 切なすぎるラストに涙が止まらない

昭和後期世代だと、男の髪型で前髪を前に下ろしすぎたり、全体のラインがきのこっぽいのは好まれず、どちらかというと前髪は軽く上げて後ろに流すような髪型が「男っぽい格好いいヘアスタイル」の印象がある。今の若い世代は、イケメン風な人ほど女性らしさのあるボブスタイルが増えて、男性の中性化含め時代の変化ですね。

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なぜ日本の働く人は将来不安や閉塞感を抱いているのか?、 TAKAHIROと武井咲が結婚&妊娠

○日本の閉塞感は、擬制身分の雇用構造が『建前平等+格差拡大』と結合し、景気指標が回復しても自分の収入増にならないと思う人が増えた事にある。

働く人の7割以上が「将来が不安」「日本の将来は良くならない」と回答 収入よりワークライフバランス重視する傾向も

マクロな人口動態のモメンタム(慣性)は、今後約半世紀は日本の人口が増加しないことを示唆するが、人口が増加しないことがイコール『将来が良くならない・社会全体の景気回復による大きな恩恵は回ってこないという悲観的な認知』になっている。2017年現在、株価や消費の指数では今の日本は好景気、空前の売り手市場である。

確かに景気・消費・設備投資などの経済指標が上向けば、大手・公務員の手取りは増えるし過去最高益の会社などはがつんとボーナスで大盤振る舞いもあり得るのだが、非正規・中小をはじめとして過半の労働者は日経平均・企業業績・公務員俸給が引き上げられても、直接お金が入ってくるわけではないのである。

新卒採用からの正規雇用や業務独占の専門職の積み上げ型のキャリア形成以外の人では『日本全体の景気・株価の上昇』がむしろ明るい材料ではなく、ニュースで賞与・株価・旅行だで浮かれている時に取り残されている感覚になりやすく、『日本経済の指標変化と賃金・賞与が直接リンクしていない層』が多いほど将来悲観になる。

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