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擬似恋愛を商品化する距離の近いアイドル業、あるいは偏執狂(パラノイア)を惹きつける愛想の良い美人のリスク

アイドル(idol)は理想の異性像のアニマ(女性)やアニムス(男性)として機能する『偶像』であり、アイドルの芸能稼業は『不特定多数の好意・憧れ・情欲の総体としてのサポート的な購入行動(熱狂的ファンの過剰な追っかけと購入はリターン無視の盲目的な献金・布施にも近い)』に支えられている。

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昭和期のアイドルは、遠く離れた高いステージの上にいて、『観客席との距離感・厳しい警護体制』が『非現実的な接点のない偶像性(自分とは違う世界に生きている人)』を強化した。いかに熱狂的ファンであろうとも直接的に話したり触れたりすることはできないという越えられない一線(立場の違い)を、誰もが認識できる舞台装置(アイドルを高みに置く見せ方)を用いて明確に引いていたのである。

アイドルはファンとの距離を縮めて『あなたを個人として認識していますよ』という幻想を煽るほど強いサポートを受けることができ、半ば洗脳に近い熱狂と貢献(高額の購入行動)をさせることができるのは確かだ。

だが、これは商売上のメリットだけではなく、勘違いする男性心理(女性心理)のリスクを高めてしまうやり方でもある。

アイドルの主要顧客層(特に高額購入層)は、恋愛・女性に不慣れで純粋・真面目すぎるオタク層とかなり重なると言われるが、純粋で真面目な人は熱心に一途に応援してくれる一方で、アイドルの偶像性・仮想性(キャラ性)を飛び越えて、『実際の一女性(私人の部分の人格者)としてのアイドル』まで自分に都合の良い形で理想化してしまうことがある。

例えば、人気アイドルが商売上のリップサービスやキャラクター設定として『私は今好きな人はいません。今までキスもしたことがなくて受身で奥手なタイプなんです。好きな男性のタイプは真面目で誠実な気取らない人で、格好良過ぎる人は緊張しちゃってほんとダメなので内面重視です』などと言っていて、イケメンのジャニーズや俳優との熱愛連泊旅行がスクープされたとすると、アイドルの仮想性を飛び越して、本気で激怒・号泣したり代理的な破壊行動(CDを叩き壊す・写真集を破ったり燃やしたりする・ネットで口汚く誹謗中傷する)をしたりする者もでてくる。

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お店でのお金(紙幣+貨幣)の上手な出し方, 声優の水谷優子さん、乳がんで亡くなる

普通は札の上に小銭を置くが、店員も『紙幣+貨幣のお釣りとレシート』の渡し方が上手い人と下手な人の差はある。怒らず後で訂正してもいいではないか。

「お客様にはもう少し頭を使ってほしい」 会計時の小銭の出し方を批判したツイートが賛否両論を引き起こす

今、使っているのはラウンドファスナーつきの財布なので、釣り銭をきちんと仕舞おうとするとちょっと時間がかかる。釣り銭の渡し方が上手い店員は、紙幣とレシートを財布に入れたタイミングで動きを見て小銭をくれる。裸銭をそのままポケットにねじ込めば早いがさすがにやらないな。折れ曲がったしわくちゃの汚い紙幣を貰ったら嫌な気分にもなるし。

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紗栄子が熊本地震の現地に入ってボランティア活動:芸能人・セレブの寄付とボランティア

紗栄子さんが『熊本地震・大分地震』で寄付とボランティアの活動に励んでいる。芸能人・著名人がボランティアやフィランソロフィに関心を持ち労力を割くことは評価されるべきで、本人の意識や周囲の見方と関係なく支援される人の実際の力になる。

紗栄子が熊本ボランティア1000人分ショウガ焼き

芸能人・資産家といえど1000万円の寄付というのは高額で、東京在住の自身が熊本県の被災地まで来て炊き出し(食材・物資の持ち込み)・語りかけをするというのはなかなかできることではない。紗栄子と熊本県・大分県には何か縁があるのかとも思ったが、出身地が宮崎県宮崎市で九州出身の人というのは知らなかった。

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ギャルブームの衰退:ギャルとは何か?ギャルの反知性主義的な承認欲求と職業意識(生き方の理想像)

ギャルという言葉自体があまり使われなくなってヤンキーのように死語化しつつある。『派手な外観と勢い・反規則的な逸脱性・強い自己主張』でアイデンティファイされる女子の累計が現在では見えづらい。

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ギャルもヤンキーも『真面目でない+派手な目立つ外見+反知性主義』を特徴とするが、ヤンキーは硬派に性的要素を抑圧し、ギャルは逆に押し付けがましくフェミニンさを強調した。ギャルの最大の成功モデルが『アイドル・歌手・女優』は分かりやすい、安室奈美恵・浜崎あゆみあたりが過去にはギャルのイコンとして機能した。

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吉田修一原作+李相日監督の映画『怒り』の公開が楽しみ:妻夫木聡・松山ケンイチ・宮崎あおいらのキャストも良い

吉田修一と李相日の『悪人』は地方の若者の閉塞やネットの出会い、年の差の男女等をテーマにしたコンテンポラリーな作品だった。妻夫木聡・深津絵里・満島ひかりらの演技も良かったが『怒り』も面白そう。

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李相日は『怒り』でも妻夫木聡を起用。良い意味で突出した個性のない普通っぽさのある俳優で、20?30代のどんな役柄・属性も自然にこなす演技の幅がある。森山未來も癖のあるキャラの怪演で存在感が出た。渡辺謙・松山ケンイチ・綾野剛・宮崎あおい・広瀬すずのキャスティングでどんな役に配置されるのか楽しみです。

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細木数子の宗教法人買収報道と『昭和の黒幕』とされた陽明学者・故安岡正篤とのつながり

細木数子をメディアで見かける事はなくなったがもう77歳か。霊感商法・占いで稼いだ財産は莫大だが、占い師で終わりたくない野心は、やはり戦前右翼の権威だった儒教の陽明学者・安岡正篤(やすおかまさあつ)氏との関係強調に回帰するようだ。

http://news.livedoor.com/article/detail/11239607/

安岡正篤という儒教・陽明学の思想家は、端的に言えば『東洋の政治哲学・帝王学の権威』で、政財界・軍部に思想的に非常に強い影響を与え、吉田茂はじめ戦後の自民党の統治理念や施政方針演説にも直接間接に関与した精神的指導者のような人物だ。『昭和最後の黒幕』とも呼ばれたが、細木数子との交流は認知症になっていたことによる判断力低下も言われているが、85歳で何十歳も年下の女性と入籍などは晩節を汚す行いの類だったようにも思える。

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